衆院選はあす10月31日、投開票を迎える。自民党の前職の勝俣孝明氏(45)は29日夜、3度目の熱海入りし、市中心部の清水橋とJR熱海駅前で街頭演説を行った。前回の選挙では10万8877票を獲得しながらわずか331票差で敗れ、比例復活。選挙戦が最終モードに入り、勝俣氏はとっておきの秘策投入ー。MLB大谷翔平選手ばりの「二刀流」、夫婦連携の2カ所並行の街頭演説だ。
清水橋付近で午後5時半から行われた街頭演説会に現れたのは、勝俣氏夫人の真実さん(43)。支援者団体回りを続ける夫に代わって代打で登場。約200人の支援者と自公の市議団らが見守る中、マイクを握り、まず「本人が来られず大変申し訳ありません」とお詫び。その上で「勝俣は熱海市のために一生懸命仕事をしますので、今回は何としても小選挙区から国会に送っていただけますようよろしくお願いします」と丁寧に訴えた。会場はマックスバリュ熱海店や中島「市民市場」のそばで、主婦層を中心とした買い物客が多く、温かい声援が贈られた。
1時間後のJR熱海駅での街頭演説会では、勝俣氏が電車で駆けつけ、齋藤栄市長、藤曲敬宏県議、前県議で勝俣氏の初当選時から支援を続ける田島秀夫市自民党熱海支部事務局長、自公の市議団らが出迎えた。聴衆も300人近くに膨れ上がり、勝俣氏は「この4年間、631票をひっくり返そうと休まず走り続けてきた。ようやく相手の背中が見えて来た。勝俣の背中をあとほんのちょっと押していただければ、追いつき、追い越せる。」とさらなる支援の輪の拡大を訴えた。
コロナ禍で観光客が落ち込む中で起きた熱海市伊豆山地区での土石流災害。市民生活、勝俣氏は「政府は、衆院選直後に数十兆円規模相当大規模な補正予算を組む。コロナ禍と伊豆山地区の大規模な土石流で傷ついた熱海の市民生活、経済を再生、復興するために被災者支援とともに伊豆湘南道路の公共事業を進める。観光、防災両面で大きな意味を持つ。公共投資が進めば、民間の投資が生まれ、雇用も生まれ、若い人たちが戻ってくる」と。「国の予算を獲得するには、選挙区の代表に自民党議員が必要。小選挙区の代表として国会に送っていただければ、山は動く、熱海に新しいとびらが開く」と支援を呼びかけた。
(熱海ネット新聞)
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