
熱海市は3月11日の市議会観光建設公営企業委員会で、下多賀の長浜海岸(多賀地区南工区)の埋め立て工事について、今月末から着手し、来年2月までに完了する見通しを明らかにした。昨年7月の伊豆山土石流で堆積した土砂を処分して活用するもので当初は今年2月〜6月を想定していたが、土砂の海洋流出を防ぐ施工に時間を要するため、延期していた。https://i1.wp.com/atamii.jp/wp-content/uploads/2022/01/368B7FBD-0436-4A62-BC4B-76AB358DDB74.jpeg?ssl=1
埋め立て工事は、長浜海浜公園の中央突堤から伊東方面に380メートルの旧長浜海岸の区間。面積は約1万1千立方メートル。今月末から草刈りなどを行い、9月〜12月に1日あたり約80台のダンプで約400m3を搬入する。当初は土砂流出を防ぐための綱矢板の設置と土砂搬入を並行して実施する予定だったが、流出対策を徹底させるため、綱矢板の設置を先に行う。津波対策の護岸整備は今年5月から2025年までを見込み、埋め立て部分に覆土、緑化などは今年10月から行う予定。
市と県はこの埋立地を緑地公園に整備する方針。土石流で流出した土砂からは土壌汚染対策法の基準を上回るフッ素が検出されているが、市と県は海の埋め立てには問題がない数値としている。
(熱海ネット新聞)
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