来宮神社例大祭は7月16日、御神幸行列を3年ぶりに正規の全ルートで行った。宮出し後、神社役員や祭典委員、御神女の青木晴愛さん(6)、浦安の舞姫の新居詩子さん(13)と河村あいこさん、本年度の御鳳輦(ごほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「令和志會(れいわこころかい)」の会員らが湯前神社、熱海駅、御旅所の渚親水公園など市街を巡行した。
この間「令和志會(れいわこころかい)」は、熱海サンビーチで「浜降り神事」を挙行した。雨が降るなか、菊地兼吾会長をはじめ白丁に身を包んだ32人の厄年の男衆が「みょうねん(妙念)、みょうねん」と声を上げながら御鳳輦を担いで海に入り、天狗がこがしをまく中、歩みを進め、身を清めて厄を落とした。
同神社の神々がこの海に到着したという故事ならって催される「浜降り」は、例大祭の最終日に執り行う100年以上続く伝統行事。麦こがしをまく天狗の姿をした「猿田彦命」の先導で、白丁に身を包んだ数え42歳の男たちが来宮の神々を乗せた御鳳輦を担ぎ、熱海の街の繁栄と疫病退散を祈って海中を練り歩いた。
同會は15日の「こがし祭り山車コンクール」にも訪れ、東海岸町に特設されだ審査会上前に陣取り、天狗に扮した会員が、「モォー」という掛け声とともに麦こがしを放つなどして各町内の山車を応援。熱海の夏の最大イベントを盛り上げた。
(熱海ネット新聞)
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