熱海市は7月22日、上司の決裁印を無断で持ち出して書類に押印するなどの不適切な事務処理をしたなどとして、観光建設部の男性主任(44)を同日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、この職員は昨年度末、当時在籍していた市民生活部で、事務処理の遅れを上司の室長にとがめられることを恐れ、室長の休暇中に決裁印を無断で持ち出して書類に押印。また課長が出勤しているにも関わらず、課長欄に室長の印を押印し、代決扱いとして書類を回し付けた。
ほかにも、人事異動の際、自分の机の中に放置していた過去の決裁文書を適切な保管や事務処理を行わず、ごみとして廃棄しようとした。ごみは回収し、文書の紛失及び情報漏洩はないという。他市町への通知事務を怠ったりするなどの不適切行為もあった。
齋藤栄市長は「伊豆山土石流災害からの復旧•復興、新型コロナウイルス感染症への対応で職員が一つになって取り組まなければならない時期に、このような不祥事で市民の信頼を裏切り誠に申し訳ない。当時の管理監督者に対し、訓告、厳重処分も行なった。今後も信頼回復に向けて最大限努力する」とコメントした。
(熱海ネット新聞)
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