
熱海市長選(4月16日告示、23日投開票)に出馬を予定している元職・泉明寺みずほ氏(52)の後援会「チームみずほ」は3月28日、市内桜町の今宮神社社務所で総決起集会を開いた。女性の支援者を中心に西部地区の町内会役員や今宮神社役員などが集まり、女性パワー全開でガンバローを三唱。市議選へ向けてエールを送った。
熱海市の2月末の人口3万4280人のうち、女性は1万8719人。1万5561人の男性を上回る。しかし、現在、熱海市議会(定数15)は男性ばかりで、女性議員はゼロ。全国の地方議会1788のうち、女性議員がゼロはわずか256。その1つが熱海市。静岡県内でも奇異な存在となっている。このいびつさに、主婦や子育て世代の女性たちが立ち上がり、「女性の声を議会へ送ろう」と立ち上がった。
泉明寺氏は「女性議員がだれもいない議会で、答弁する市当局の部長にも女性がいない。そんな議会で女性に関する政策を話し合って、本当に必要な子育て支援対策、教育、高齢者および障害者の福祉施策などを見つけられますか」と問いかけ、「私は就職活動や名誉が欲しくて議員を目指すのではない。主婦目線で予算が適正に使われているかチェックし、市民と対話しなだら男女協働参画社会の実現に取り組んでいく」と決意を述べた。
参加した女性の支援者からは、気合いの入った応援、ユーモアある応援が続き、その1人はWBCで侍ジャパンを世界一に導いた栗山監督の著書「栗山ノート」の記述を引用。「これができるかな、できないかな、と思った瞬間にアウトになる。やるって決めたらやる。女性の仲間を増やして、女性議員が半分くらい生まれるまで頑張りましょう」と呼びかけた。
また、泉明寺氏は高齢者が抱える買い物支援、外出支援などの施策に「有償ボランティア」導入を提言。市の予算の一部を地域に移譲し、その地域のコミュニティーで人材を確保し、まだ働ける高齢者の雇用創設と合わせて解決する仕組みづくりを提唱した。
(熱海ネット新聞)
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