齋藤市長、後藤雄一氏を激励に 市民福祉充実で公明党に秋波

熱海市議選(4月16日告示、23日投開票)に出馬を予定している公明党の現職・後藤雄一氏(61)の後援会は3月26日、市内昭和町で事務所開き式を行った。
来賓で招かれた齋藤栄市長は、伊豆山土石流災害が発災してすぐに赤羽一嘉国土交通大臣(当時)、大口善徳衆院議員(比例東海)をはじめ、公明党の国会議員、県議が被災者支援のため、熱海入りしたことに感謝のことばを述べ、後藤氏の市民福祉充実に取り組む真摯な姿勢を賞賛した。
「今回、名古屋の方から、後藤雄一さんの選挙事務所の開所式に来てほしいという話があり、ぜひ伺いたいと。こういう形で公明党の皆様とお話しする機会を頂けて感謝している」と話し、後藤氏については「土石流の被災者支援に加えて、市民福祉に対して毎議会で質問し、その後、しっかり市に要望もしている。基幹産業の観光振興はもちろん力を入れるが、市長として最終的な目標は、市民の暮らしを豊かにし、福祉、障害者支援を充実させること。毎日、公明新聞を隅から隅まで読んでいるが、この目標は公明党が重点を置く政策と相通じる。公明党の皆様と連携して市民福祉を向上させるためにも、後藤さんにしっかり当選していただきたい」と、公明党に秋波を送った。

これに対し、後藤氏は「今いただいたご意見、私としては精一杯重く受け止めて、対応させていただく」と話し、「私の政治の原点は、庶民の小さな声を聴くこと。この4年間で市民との相談回数は600件以上。2期目はそれ以上を目指していく。安心、安全、熱海に住んでよかった、と思えるまちづくりに全力で努める」と決意を述べた。
前回の市議選で公明党は、米山秀夫氏と後藤氏を擁立し、ともに当選を果たした。しかし、今回は「任期中に69歳を超える場合は原則公認しない」という党の内規で米山氏が引退。単独立候補となった。
佐藤智一事務長は「公明党の公認候補が2人から1人となり、みなさんから大丈夫当選という声を聞くが、油断大敵。こういう時が一番危ない。庶民のため、熱海発展のため、私たちの戦いを絶対勝ち抜こう」と呼びかけ、陣営の楽観ムードを戒めた。
(熱海ネット新聞)

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