
安倍晋三首相が、7月10日投開票が予想される参院選に合わせて衆院を解散し、衆参ダブル選に踏み切る可能性が高まり、地元選出の勝俣孝明衆院議員が頻繁に熱海入りしている。22日の熱海JC創立60周年記念大会に続いて23日の自民党熱海市支部活動報告会で登壇した勝俣氏は「選挙は参議院だと思っていたら、きょうも国会におりますと、何やら解散しそうな雰囲気がぷんぷん。まだ選挙から1年半しかたっていないのに、えっ、また選挙なのという感じです」と笑いをとり、日ごとに姿を変える国会の様子を報告した。
年明けから「衆参W選挙は想定していた」という勝俣氏だが、永田町では4月に熊本地震が起き、今なお終息していなことから「消滅」の観測が広がっていたという。しかし、今国会会期末を迎え、民進、共産など野党4党が内閣不信任決議案の共同提出の動きが浮上。勝俣氏は熱海ネット新聞の取材に対し、「提出した場合、大義名分ができた、それならば国民に聞いてみよう」と安倍首相が衆院解散に踏み切り、衆参同日選になる可能性があるとの認識を示した。
一方、民進党の安住淳国対委員長は24日の会見で「内閣総辞職が目的だが、首相が衆参同日選を決断するなら受けて立つ」と強調。首相は伊勢志摩サミット後の今月30日以降の衆院解散の是非を表明するとみられるが、永田町の解散風は伊豆半島にもものすごい勢いで吹き込んでいる。
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