
温泉に感謝を込めて、沿道の人々が盛大に神輿に湯を掛ける第23回「湯かけまつり神輿パレード」が28日夜、熱海市の泉公園で開催され、多くの観光客や地域住民がかけつけた。
湯河原町と熱海市の境を流れる千歳川の上流「藤木川」の不動滝を午後7時に出発した芸妓神輿、宿泊客の女性神輿、湯河原睦会、素鳶、巽連の5基の神輿が、見物客からお湯をかけられながら約2キロを練り歩いた。沿道には温泉の「湯」が入った樽(1000樽、約60トン)が用意され、観客が神輿めがけて威勢よく「湯」をかけた。
午後9時過ぎにフィナーレ会場の泉公園に到着。泉太鼓の演奏や「どっこいそーりゃ」の神輿甚句が響き渡るなか、勇壮な練りがいくつも重なり、まつりは最高潮に達した。
◆湯かけまつり
江戸時代、将軍家や大名家に湯河原の温泉を献上する「献湯神輿」出発の際、道中の安全を祈願してお湯をかけてお祓いする儀式を再現。湯河原町の熊野神社の春の大祭にあたる5月の第4土曜日に「湯かけまつり」として催す。伊豆湯河原温泉観光協会、同旅館組合と湯河原町の湯河原温泉観光協会が合同で開催。
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