【天体】火星が地球に最接近、熱海でも「スーパーマーズ」観測

IMG_4955ss

地球の隣にある惑星、火星が31日、地球に最も近づいた。「スーパーマーズ」と呼ばれ、日本一の温泉観光地を目指す熱海市でも、南東の空に、赤く輝く火星が普段より明るく見えた。
国立天文台によると、太陽系で隣り合う火星と地球は、太陽の周りを回る周期の違いからおよそ2年2カ月に1回、接近する。ただ、地球の軌道がほぼ円形なのに対して、火星の軌道がだ円になっていることから、火星と地球との距離は、接近するたびに変わる。今回はおよそ7500万キロで、2005年11月以来の近さ。火星が大きく見える状態はあと1週間くらい続き、熱海市でも日没とともに南東の空に現れ、夜遅くには南の空に赤く光る様子が観測できる。
次に火星が地球に接近するのは、2年後の2018年7月31日。このときの地球との距離は、今回の4分の3となるおよそ5700万キロにまで迫り、火星の見かけの大きさは、今回と比べて直径がさらに1.3倍にもなる、まさに「大接近」になるという。
◆今回のスーパーマース 火星の明るさは1等星のおよそ15倍、地球から見える火星の見かけの大きさも、ことしの最も小さいときと比べて直径がおよそ3倍。
写真=5月31日午後11時過ぎ、熱海駅近くで撮影

IMG_4940ss2p

IMG_4932ss IMG_4932sspp

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2023-8-23

    熱海海上花火大会に1万2千人、手荷物預かり場に長い列

    熱海海上花火大会の夏季シリーズ第5弾が8月22日夜、熱海湾であり、1万2千人(主催者発表)が…
  2. 2023-8-21

    被災地を照らす大輪の花火 伊豆山港で海上花火大会

    熱海市の伊豆山港で8月20日、伊豆山温泉海上花火大会が開催された。午後8時20分から35分ま…
  3. 2023-8-17

    お盆の夜焦がす網代温泉海上花火大会 去り行く夏惜しむ

    熱海市の網代湾で8月16日午後8時30分から、網代温泉海上花火大会(同温泉観光協会主催)が開…
  4. 2023-8-17

    熱海市で「百八体流灯祭•送り火」長浜海岸に110基のかがり火

    熱海市のお盆の伝統行事「百八体流灯祭」(多賀観光協会主催)が8月16日夜、多賀地区の長浜海岸…
ページ上部へ戻る