【編集室】熱海の名家、二見家から60数年ぶりの御神女 銀座商店街も祝福

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来宮神社例大祭のメーン行事である16日の御神幸行列の途中、熱海銀座通りの老舗干物店「釜鶴」前で万歳の三唱があった。雨宮盛克宮司をはじめ、氏子や町内会の人たちが同店専務の二見一輝瑠さん、若菜さん夫婦の長女で御神女(おみこ)を務めた白空(はく)さん(6歳、第一小1年)を祝福した。
例大祭で「神女神楽(みこかぐら)」を奉納する御神女は、当番町から神社とゆかりが深い氏子から毎年1人選ばれる。今年度は責任当番町、銀座町の白空ちゃんが選ばれたが、責任当番町が回ってくるのは原則的に24年に1度。この知らせに両親にも増して喜んでいたのが祖父の康一さん夫妻だった。
二見康一さんの姉の幸子さん以来の御神女
熱海の名家で知られる二見家で御神女を務めるのは、康一さんの姉の中川幸子さん(73)以来60数年ぶり。当番町のめぐり合わせと、その年に相応しい女児がいないとご奉仕できないからだ。期待にこたえ、白空ちゃんは神女役の櫻井清孝さんと小山太一さんを従えて、笛、大太鼓、大拍子、鐘に合わせて神妙な面持ちで舞い、鈴の音を響かせて大役を務めあげた。その孫娘の晴れ姿を見て、康一さんは当時の姉の写真を手に「そっくりです」と相好を崩した。
60数年前にタイムスリップ。歴史の長さ、伝統の重みが垣間見れた。

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