
熱海梅園で春の花木が次々に開花している。3月9日、ポカポカ陽気で満開になったのが黄色いかれんな花「サンシュユ」。中国名の「山茱萸」を音読みにしてサンシュユと言い、秋にはグミのような赤い実がつくことから「アキサンゴ」とも呼ばれる。
毎年、梅の花がほころび始めると、後を追うように咲き出す。江戸時代中期、薬用として朝鮮半島から持ち込まれ、東京の小石川植物園と駒場薬園に植えられた。それから300年、熱海梅園でも春を代表する花として人気がある。
園内では遅咲きの乱雪が雪のような白い花を咲かせ独り舞台。最終便の開運はようやくつぼみを膨らめ始めた。
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