
伊豆山神社で11月23日、新穀感謝祭・新嘗祭(にいなめさい)が斎行された。伊豆山地区でこの秋に収穫された農産物などを神前に供えて原嘉孝宮司(黒の装束)が祝詞を奏上。大舘節生総代会長や氏子、JA関係者が玉串を捧げ、秋の恵みに感謝した。毎年好評の奉納農産物の品評会・即売会もあり、多くの参拝者でにぎわった。新嘗祭の歴史は古く、天皇が新穀を神に捧げるとともに、自ら食して1年の収獲に感謝し、来年の豊穣を願う。宮中で行われる祭典のなかでも、最も重要な祭典とされる。
同祭に合わせて「熱海地区農業祭」(JAあいら伊豆主催)も開かれ、境内で地元でとれたダイコン、カブ、キャベツ、ニンジン、キウイ、ミカン、ユズ、鬼ユズなどが販売され、多くの市民や参拝者が格安の値段で買い求めた。
(熱海ネット新聞)
■新宮司に原嘉孝氏 伊豆山神社の原口尚文前宮司が今年8月に急逝したのに伴い、静岡県神社庁副庁長で伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ=下田・白浜神社)宮司の原嘉孝氏が当面兼務することが決まった。禰宜(ねぎ)に大鳥居素(もとむ)氏(富知六所浅間神社)。前宮司の長男、靖巨(やすなお)氏は引き続き権禰宜を務める。
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