
「火伏せの神」として知られる伊豆山神社で1月15日、伝統行事「鎮火祭(ひしずめのまつり)」が厳かに執り行われた。熱海市消防本部、消防団、伊豆山纏(まとい)会、地元町内会など約40人が参列し、今年一年火災が起きないように願った。神事に続いて伝統行事「火鎮めの儀」があり、大鳥居素(おおとりい・もとむ)禰宜(ねぎ)が神前から移した火でまきに火を付けると音を立てて燃え上がった。参列者は焚かれた炎を前に祝詞を聞き、安全を祈願。火が小さくなると古儀にのっとり水、塩を混ぜた砂、海藻を順にかけて火を消し、火伏せと魔除けを祈願した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■火鎮めの儀 伊豆山神社の祭神「正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(まさやあかつかつはやひあめのおしほみみのみこと)」が、火と水をつかさどる神であることから、毎年1月15日に行う同神社の伝統行事。
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