来宮神社(雨宮盛克宮司)を本宮とする熱海市緑ガ丘町の「みそぎの滝神社」で5月28日、下松田町内会(中村浩正会長)が2018年度例大祭を開いた。町内会役員や来宮神社厄年奉賛会「来宮辰巳會(きのみやたつみかい)」(川本数章会長)会員など約30人が参列した。
石祠(せきし)の前で雨宮宮司が祝詞を奏上したあと、参列者が玉串をささげ、家内安全や武運長久などを祈願。神事に続いて、下松田青年神輿(みこし)と子供神輿が氏子地域を練り歩き、例大祭を盛り上げた。神輿渡御は同町内会と来宮辰巳會、湯前神社宮神輿保存会、輝神会(上多賀)や友好団体の清水町、温泉町が加わり、120人が勇壮に練った。
源頼朝公にゆかりの同神社の例大祭は、昨年まで奉賛会が主催してきたが、会員の高齢化が進み、下松田町内会が引き継いだ。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
■みそぎの滝 源頼朝公にゆかりが深く、縁起がいい滝として知られる。流刑地の蛭ヶ小島(伊豆の国市)から熱海の伊豆山、日金山を訪れた際、渓流にかかる清らかな滝で身を清めて休憩。その折、滝の中から白いヘビが現れる夢を見、これを源氏復興の吉兆ととらえ、鎌倉幕府の開幕につなげた。頼朝公が訪れた当時は約5メートルのほども高さだったが、河川水路工事で現在は3分の1の高さに変更された。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。