
熱海市長選の告示日を迎えた31日、田中ひでたか、森田かねきよ、さいとう栄3陣営がそれぞれ出陣式を行った。全て見た人は何人もいないだろうが、その1人として分かったことがある。初めて選挙に臨む森田陣営の真摯(しんし)な姿勢である。
この日の各陣営の出陣式の聴衆はこうだ。午前10時(清水町)のさいとう陣営が350人。午後1時(清水橋)の田中陣営は300人。そして午後6時30分(銀座町)の森田陣営は250人。数字だけ見ると、森田陣営がもっとも少ない。でもそこに数字のマジックがあった。
ざっくり言えば、いずれの陣営とも数字に見合う聴衆がいた。一つ違うのは選挙なれした他陣営とは違い、森田陣営は広報担当も兼ねる杉山恭平さんが1人ひとり数えていたこと。午前9時から駅前であった第一声も発表は250人だが、これも実数。他は”大本営発表”の数字である。
それがどうしたといわれればそれまでだが、一事が万事。初めて選挙に臨む森田陣営には真摯さとともに紳士さも見てとれた。
(編集主幹・松本洋二)
◇森田かねきよ出陣式出席議員 杉山利勝 佐藤元昭 藤曲敬宏 川口健
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