【編集室】ヒマラヤザクラに誘われメジロ飛来

熱海市上多賀の長浜海浜公園で、ヒマラヤザクラの花の蜜を吸いにメジロが飛来し、季節外れの春の風景が話題になっている。同公園のヒマラヤザクラは5年前に静岡県が植栽したもので、開花するのは今年が初めて。25本のうち、7本が開花し、メジロたちはその桜の蜜を味わっている。恐らく、どこぞで「多賀でサクラが咲いている」の噂を聞きつけたのだろうが、多賀観光協会では「この時期に同公園にメジロが飛来するのは記憶にない」という。南熱海は桜が咲き、メジローが「チー、チー」。冬を通り越して春の雰囲気を漂わせている。

◇ヒマラヤザクラ 熱海市のヒマラヤザクラは、東京大学に留学していたネパールのビレンドラ元国王(当時皇太子)が昭和42年8月に伊東市を訪問された際、熱海植物友の会が熱海の桜と梅の種子を献上。その返礼として翌年にネパールから「ヒマラヤザクラ」の種子が贈られた。一般的には1月から2月の冬に花を咲かせるが、温暖な熱海では11月から12月に咲く。

◇市内の植栽場所 渚親水公園(2本)、多賀中学校体育館脇(2本)、さくらの名所散策路(15本)、長浜海浜公園(29本)

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