
大熱海漁協は11日、熱海市と共同で熱海港、伊豆山、上多賀、下多賀の4カ所にアワビの稚貝1万5300個(熱海市6000、漁協9300)を放流した。
稚貝は体長2、3センチほどの黒アワビとメガイアワビ。沼津市の県漁協連合会温水利用研究センター沼津分場から購入した。
熱海港では組合員4人が2隻の漁船に乗り込み、錦ヶ浦の水深7~8メートルほど岩場にダイバーが潜り、アワビの稚貝がびっしりと付いた縦25センチ、横20センチのコンクリート製の板を魚に食べられないように岩場のすき間などに置いた。5年ほどで採取できる大きさに育つという。
静岡県内のアワビの漁獲量は水質の悪化などで昭和62年の104トンをピークに年々減っており、一昨年はピーク時の5分の1以下の24トンだった。熱海市民や飲食店、来訪者に安定供給するため、同漁協は20年ほど前から毎年この時期に実施している。
(熱海ネット新聞)
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