
梅まつり開催中の熱海梅園で1日、熱海芸妓置屋連合組合(西川千鶴子組合長)が野点(のだて)茶会と演芸会を催した。
茶会では、心地よい陽光が降り注ぐなか、松籟庵宗雪さんと田村宗苑さんの指導を受けた熱海芸妓のほたるさん、こはくさんらがお手前を披露。
来園者たちは梅花を観賞しながら、粋なもてなしで季節の移り変わりを楽しんだ。
「野点」とは、屋外で茶または抹茶を入れて楽しむ茶会。主に春または秋に行い、四季の変化を味わう。
この日は熱海芸妓衆の演芸会も行われ、芸妓衆が「祝いのし」「今年しゃなんだか」「初出見よとて」「梅まつりの唄」「三下がり甚句」など8演目を舞った。
会場では甘酒の無料サービスなどがあり、今シーズン最高の人出を記録した。
人気の高い芸妓衆の演芸会は11日にもある。
(編集主幹・松本洋二)
◇早咲き種は見ごろ
「八重野梅」「冬至梅」「緋の司」「八重寒紅」「紅夏至」の梅が見ごろ。
「甲州野梅」「御所紅」などの中咲種も開花が進んでいる。
全体では「3.34分」咲き=2月1日現在。
◇足湯も利用再開
湯くみポンプの故障で28日から利用できなかった園内の足湯施設が復旧。
予定通り1日から再開した。
【写真】珈琲専科「讃」羽田剛さん撮影=2月1日
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