
9月1日の「防災の日」を前に熱海市は30日、雨が降り続く中、相模トラフ震源の大地震を想定して市内各所で総合防災訓練を行った。午前9時に相模トラフ沿いを震源とする大規模地震が発生し、伊豆半島東海岸に大津波が襲来。市内各所で山崩れが起き、家屋が倒壊。道路が陥没し、一部地域で火災が発生、多数の負傷者が出た。また電気、ガス、水道及び通信施設にも大きな被害が出て、交通機関はマヒ状態――という想定で行い、熱海署、市消防、陸上自衛隊、下田海上保安部、熱海市医師会など37団体の協力を得て、地元住人や自主防災関係者などおよそ3000人が参加した。
メーン会場となった第一小学校では、中部地区の22自主防災会を中心に約400人が集まり、応急手当、水パックの作成・配布、炊き出し、救護所設置、負傷者一覧の作成、イメージトレーニング、無線土新訓練などに取り組んだ。
静岡県が発表した被害予測では、伊豆半島沖で巨大地震が起きた場合、到達した津波で熱海市では1・7平方キロにわたり浸水。最大18メートル津波が襲来するとの予測が出ている。
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