御鳳輦奉仕「来宮結葉桃一會」 市長に熱く決意 例大祭まで3週間

来宮神社の例大祭(7月14日-16日)を前に、今年度、御鳳輦(ごほうれん)奉仕を行う厄年奉賛会「来宮結葉桃一會(きのみやむすびばとういつかい)」の役員代表が、熱海市役所に齊藤栄市長を表敬訪問した。訪れたのは戸塚雄史郎会長、村越章浩、高橋惣一、高橋伸一副会長、水谷進介運営本部長、國原昭直総務部長、澤口幸司天狗部長、野田真太郎渉外部長の8人。
戸塚会長は「例大祭まであと3週間、時代の流れで今年度は例年に比べて少ない人数(男子22、女子18)ですが、令和最初の御鳳輦奉仕者として記憶に残る、次代につながるご奉仕を考えている」と決意を述べ、市長に趣意書を手渡した。
市長は「これから一番大変になる。伝統ある祭りがけがなく、成功裏に終わることを願っている」と激励した。
例大祭は14日に宵宮、15、16日に本祭が斎行され、16日の御神幸行列で「来宮結葉桃一會」が担ぐ御鳳輦が市街を巡行、浜降りして42歳の大厄を落とす。
また、7月1日の熱海中学校を皮切りに12日まで市内の保育園、小中学校、病院、福祉施設など22カ所を会員が慰問。御鳳輦活動を説明するとともに御神幸行列などで天狗がまく麦こがしをまいて無病息災を祈願する。
(熱海ネット新聞)
■来宮結葉桃一會(きのみやむすびばとういつかい)
結葉は楠の若葉が茂り、親の葉と子の葉が重なり合い結ばれている様。来宮神社の御神木である大楠のように御鳳輦を後世につなげようと命名。桃一は会員が学んだ第一小学校と桃山小学校。
■御鳳輦(ごほうれん)大厄の42歳を迎える男子が節分から翌年の節分まで来宮神社の氏神様に仕え、ご奉仕することで厄を逃れる。熱海では「御鳳輦奉仕」として代々引き継がれ、7月の来宮神社例大祭では、猿田彦の神の天狗をとともに、御鳳輦が氏子町内を渡御。令和元年度は昭和52年4月2日~53年4月1日生まれの第一小、桃山小の卒業生で構成。

■御神幸行列巡路(7月16日)
9:50來宮神社→宮坂・上宿通り→10:10湯前神社(鹿島踊奉納)→10:25湯前神社出発→ 温泉通り・東銀座・咲見町・平和通り→10:50熱海駅(御旅所祭:鹿島踊奉納・休憩)→11:40出発→田原・汐見・海岸通り→ 12:05サンビーチ:御鳳輦浜降り神事→12:40サンビーチ出発→ 13:05御神地(渚小公園)到着:奉祝神賑行事(鹿島踊・神女神楽・浦安舞)→ 14:00御神池出発→清水町通り・三島信金経由・旭町観光通り・銀座→14:20銀座到着(鹿島踊奉納)→14:30銀座出発→ 14:40市役所到着→15:00市役所出発・仲田通り・福道通り→15:40來宮神社到着


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