
熱海市の来宮神社で正月の縁起物「まゆ玉」作りが最盛期を迎えている。まゆ玉は家庭や職場にまつることにより、家内安全・商売繁盛の福をもたらすとされ、縁起物として新年の参拝者に人気がある。
優しい色合いのまゆ玉が所狭しと並ぶ社務所では、4人の巫女が交代で20日ごろまでに800本仕上げる。今年はまゆ玉に適した萩の枝が少なく例年より200個減らした。12月10日は、巫女長の湯田実咲さんと巫女の丸山奈々さんが丁寧に組み合わせて飾り付け、取材陣に披露した。
赤・青(緑)・白・黄・紫(黒)の5色は魔よけの色とされ、上新粉に色を付けて練りこんだ玉は福を象徴し、食べることもできる。価格は2000円から1万円。例年正月3が日で完売する。
まゆ玉のほか同神社では、破魔矢、絵馬、土鈴、お守りなど縁起物5万点を用意し、初詣参拝客に備える。
(熱海ネット新聞)
■まゆ玉 熱海市で採取した萩の枝にまゆを見立てた5色の玉を取り付け、大黒、えびす、タイ、小番、招き猫、的をまつっている。かつて盛んだった養蚕に由来。大きいものだと1つ仕上げるのに2時間半以上かかる。
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