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来宮神社の宮神輿(みこし)保存会(山田康夫会長)は7月15日、新型コロナウイルス感染防止のため、規模を縮小して秘密裏に例大祭の宮神輿渡御(とぎょ)を挙行した。前日まで中止とされていたが、同保存会と祭典委員会役員らが午後1時半から本殿前で発輿祭(はつよさい)を開催。雨宮盛克宮司が神霊を宮神輿に遷してトラックで御旅所の親小公園へ運び、午後2時から神事を斎行し、トラックで神社をへ戻った。
例年は、午前9時に神社を出発し、宮坂を下り、咲見町、JR熱海駅、お宮の松、渚小公園、清水町、銀座町などの各氏子町内をリレー方式で巡り、最後の中継地・熱海郵便局からは厄年奉賛会の会員らに担がれ、宮入りする。
今年は、コロナの影響で鎌倉時代から続く宮神輿渡御が途絶えることが危惧されたが、水面下で伝統を引き継ぐ計画が練られ、異例の渡御となった。
(熱海ネット新聞)
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