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大規模な土石流災害から一夜明けた7月4日朝、熱海市は市役所で第3回熱海市災害対策本部会議を開き、捜索活動の状況を公表した。3日夜、新たに10人(男性6、女性4)を救助し、命に別状はないという。いずれも伊豆山の仲道地区から国道135号線の逢初橋、浜地区付近の自宅などに取り残された人でこれで救出者は計11人(政府の発表は19人)。約20人の安否不明者はこの中に含まれていない。今回の土石流ではこれまでに女性2人の死亡が確認されている。
3日夜時点での被害棟数について市は80棟としているが、県の発表では4日午前6時時点で130棟が土砂に押し流された。15カ所設置した避難所へは387人の地元の人が避難している。
4日は午前6時から県道沿いの逢初川の上流、東西100メートル、南北2キロの範囲で捜索を行い、消防や警察、自衛隊、海上保安庁の1000人態勢で午後6時まで続ける。この区域は重機が入れないところが多く、二次災害を警戒しながら、マンパワーでの捜索を行う。
齋藤栄市長は、「(被害発生から)72時間が人命救助の一番大事な時間となる。土砂災害に警戒しながら、安否不明者の救助に全力をあげるよう」指示した。
(熱海ネット新聞)
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