熱海市議会「百条委員会」 土木専門家「盛り土対応、本来県の仕事」の見解
- 2021/12/10
- 市政, 新着ニュース, 編集室
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熱海市議会は12月9日、伊豆山地区の大規模土石流に関する特別調査委員会「百条委員会」(稲村千尋委員長)を開いた。3回目となる今回は非公開で開催。造成許認可設計や林地開発などの土木設計に詳しい土木コンサルタント会社「Malme」(東京都)の清水浩テクニカルマネジャーを講師に招き、起点の盛り土とその周辺の土地改変の行政手続きなどの見解を聞いた。清水氏は伊豆山地区を流れる逢初川周辺の宅地や排水、太陽光発電所の立体模型を持参し、不適切に造成された盛り土とその周辺の計3カ所に、それぞれ風致地区内行為許可申請書が出されていたことを指摘。一部が近接し、開発面積が 1ヘクラールを超えているため、本来は静岡県が森林法の林地開発許可で対応すべきだったと見解を述べたという。
終了後に会見した稲村委員長は「尋問は盛り土を造成した新旧土地所有者ばかりでなく、県と市も対象で今日の説明が大変参考になった。委員からは県の責任を問う意見が多く聞かれた」と述べ、非公開で開催したことについては、報道で事前に質問の内容が対象者に伝わるのを懸念しての判断と説明した。
百条委員会は、12月23日までに尋問内容と証人名を具体的に決め、来年1月末から2月初旬までに参考人招致を行った上で、関係者への証人尋問を行う。
また、県と市が開示した行政文書に個人名や会社名などが黒塗りになっている部分が多いことから、百条委員会が開示請求していたことについては、市側から黒塗りの部分を条件付きで開示する方針が示されたという。
(熱海ネット新聞)
コメント
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沢山の方が亡くなられた今回の事件?敢えて災害とは言わず事件と言わせて頂きます!未だ行方不明者が一人いらっしゃる事と合わせて御冥福をお祈りさせて頂きます。
当時の現場の状況を報道のヘリ映像が伝えるのを見て、一つ気に成った事が有り今回のコメントを書かせて頂きました。崩落の第一の原因は違法な盛り土に違い無いのですが、その崩落現場の近くの山頂に有る太陽光パネルの設置された山肌
が写し出されていた事です!明らかに山林を切り開き崩落現場の山の保水力を低減させ、
今回の崩落事故を事件と言わせて頂くのは、自然災害とは言えず無責任な人為的な行為が引き起こした事件だからです!現場の惨状を伝えるヘリ映像で、非常に気に成った事が有り
ましたのでコメントを書かせて頂きました。崩落現場のすぐ
近くの太陽光パネルの造成地です。今回の様な大量な雨が降
った場合このパネルが山の保水力を低下させたのは明らかで
まるで雨どいの様な働きをして、崩落現場へ思いも寄ら無い
滝の様な雨の流れを生み出したのでは無いのか?と言う事です。近年太陽光パネルが無秩序に設置されて住民とトラブル
に成っていますが、人目につかない山頂にどう言う経緯で設置されたかは分かりませんが、原因の一因に成った可能性は
ぬぐえません。犠牲に成った方々は御存知だったのでしょう
か?こんな事は日本中のあちこちで有る危機なのでしょうか
。法律の不備を非難しても、国や自治体は逃げ道を作るのに
躍起に成って居る事でしょう!