
大阪市北区の雑居ビル内のクリニックで起きた放火殺人事件を受け、熱海市消防本部は12月20日から雑居ビルの緊急立ち入り検査を始めた。事件があった大阪の雑居ビルには階段が1つしかなく、被害者が逃げ遅れる原因の一つになったとみられることから、類似の建物の階段や通路の維持管理状況を重点的に点検する。市によれば、市内には昭和に建てた古いビルを含め、雑居ビルが237棟ある。初日は市内清水町にある雑居ビルで消火設備の設置状況や避難路の回りに障害物がないかなどをチェックした。金子恭之総務相は12月19日、全国の消防に対し、雑居ビル約3万棟に立ち入り調査し、結果を報告するよう要請していた。
市内の小規模雑居ビルに入居する飲食店や事業所には、出入り口が1カ所だけで、構造上逃げ道がない袋小路の店舗も少なくなく、不安視する声が上がっている。
(熱海ネット新聞)
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