静岡県は1月11日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の全国的な拡大を受け、同日再開したばかりの県内観光促進事業「今こそ しずおか 元気旅Ⅱ」について、12日から新規受け付けを停止すると発表した。
同事業は、県内の宿泊旅行で1人1泊最大5千円、日帰りツアーでは1人最大5千円が補助されるとともに、1人最大2千円分の地域クーポンが付与される制度。コロナ禍で打撃を受けた観光事業者の支援策として昨年10月18日から県民限定で始まり、年末年始を挟んで11日から新たな形で再開。国が示したワクチン・検査パッケージを活用する「元気旅Ⅱ」として31日まで、対象を隣接する山梨、長野、神奈川の各県民にも拡大して開始したばかりだった。11日までに予約を終えている旅行は、引き続き割引対象とする。
わずか1日での停止に、川勝平太知事はこの日の定例記者会見で「予測を誤ったというぐらいの急速なオミクロン株の拡大に驚いている。積極的な旅行促進を避ける観点から事業を見直す。申し訳ないけれども元気旅はできない」と陳謝した。
(熱海ネット新聞)
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