
熱海市にある3つの海水浴場の中で、異彩を放つのが網代温泉海水浴場(大縄)。熱海市下多賀の「海辺の湯の宿平鶴」近くにあり、消波ブロックに囲まれた日本初の人工海水浴場で知られる。泳いでいる魚が透けて見えるほど澄んだ海が特徴で毎年リピーターが多く訪れる。
完成したのは、1969年(昭和44年)5月。網代温泉観光協会・川口健会長によれば、当時の網代温泉は旅館数が網代駅を中心に約40軒あり、寮保養所も99軒。芸妓衆も150人ほどおり、特急あまぎは東京を発つと次に停車するのは網代駅。それほど隆盛を極めていたという。
海に面した緑地には、明治における近代的軍隊の創始者山県有朋の歌碑「飛魚のおともかすみて綱引するあじろの浦の春の夕凪」がある。元気だった昭和の潮風が漂い、旅情をそそられる。
網代温泉観光協会は8月16日に網代温泉海上花火大会を開催する。
(熱海ネット新聞)
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