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熱海市の今宮神社(泉明寺みずほ宮司、鈴木勝宏総代長)例大祭が10月19日始まった。初日は神幸行列などが行われ、3年ぶりに通常ルートで実施した。例年は厄年奉賛会の男衆が「御鳳輦(ごほうれん)」を担ぐが、今回は京都市の葵祭などで使われる牛(春子、11歳)が登場。台車に乗せて御鳳輦を引き、今年度の厄年奉賛会「今宮櫻花乃の集い(おうかのつどい)」(櫻井清孝会長)の会員が扮した大黒、恵比寿が厄払いの福もちを配りながら、地域の繁栄を願った。午後は神社神輿も加わった。
沿道には、牛車を使った巡行を見ようと氏子や子どもたちが集まり、例年以上の見物客が男衆に声援を送った。牛は約800キロあり、堂々と熱く姿を写真に収めたり、近くで見て楽しんだ。
背景には、少子化で日本全国で神輿の担ぎ手が不足している実情がある。同市の来宮神社では戦後、戦争の影響で担ぎ手が足りなく、丹那の牛を借りて巡行した時期があった。同會は今年、氏子総代会や祭典委員会とも相談して、神輿の台車奉納を申し出、初めて実施した。
今後も人口減少が続くことから、新たなモデルケースとして注目されている。
(熱海ネット新聞)
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