
いとう漁協網代支所は3日、網代港のいけすで6月初旬から中間育成していたマダイの稚魚を沖合まで運び、約3万4千匹を外洋に放流した。いけすでは2・5センチほどだった稚魚が2カ月間で6センチまで育った。約3割が中間飼育で成長し、この日外洋に巣立っていった。
伊豆半島各地では、人工的に育てたマダイ稚魚を放流し、天然海域のマダイの資源を増やすための栽培漁業が、漁協・市町・公益法人等の協力により毎年実施されている。
静岡県内のマダイの漁獲量は年間約400〜700トン。うち3、4割(90~250トン)を放流魚が占める。昭和62年から毎年この時期に続けられている。
写真=熱海市経済課農林水産室
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