熱海市は6月8日、市役所で「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」(2019年4~6月)の説明会を開催した。市内の観光関係者や民間事業者など約70人が出席し、県観光振興課の秋定正法班長、JR東日本横浜支社・伊豆箱根仕入れセンターの栗原好文所長などから概要やスケジュールの説明を受けた。DCは地方自治体、観光協会、JR6社、旅行会社、協賛企業などが協力して実施する国内最大規模の観光キャンペーン。毎年、4期(4-6月、7-9月、10-12月、1-3月)に分けて行い、1-3月は「京の冬の旅キャンペーン」が定着している。DCキャンペーンは本番(2019年)と前後のプレ(2018年)、アフター(2020)を加えた3カ年行われ、今回は東京五輪とラグビーW杯に向けた静岡の魅力を発信する。
「伊豆は一つ」を合言葉に、昨年、熱海市は伊豆の7市6町合同で「ふじのくに・伊豆デスティネーションキャンペーン(伊豆DD)」(2018年4~6月)を申請したが、あと一歩及ばず落選。そこで今回(2019年4~6月)は「静岡デスティネーションキャンペーン」に名称を変え、県の協力を得て県内5地域にDC推進部を設けるなど県全体に対象を拡大したことが功を奏した。
齊藤栄市長は「V字回復した熱海はこれからが大切。来年から3年間、(JR6社などの)全国キャンペーンは大きな追い風になる。DCは次のステージに進むまたとない機会」と力を込めて話した。
(熱海ネット新聞・松本洋二)
◆デスティネーションとは 目的地・行き先とキャンペーンを合成語。
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