来宮神社(雨宮盛克宮司)は5日、「大楠祭」を開催した。神事に続き、巫女(みこ)が神木「大楠」に感謝して「大楠の舞」を奉納、健康長寿を祈願した。
雨宮宮司によれば、大楠の舞は、歌人佐佐木信綱が詠んだ「来宮は樹齢二千年の大樟のもと御国の栄え祈りまつらむ」という歌にちなんでつくられた。十二単(ひとえ)に身を包んだ巫女が大楠の前で、生田流筝曲宮城会・山形社中が奏でる琴と太鼓、笛、歌に合わせて優雅に舞った。この舞は1年に1度、この日だけ捧げられる。
来宮神社の「大楠」は、近年、マスコミに「パワースポット」と報じられたことから、年々、右肩上がりで参拝者でが増加。大楠の落ち葉を財布などに入れ、お守り代わりに大事にしている人も多い。大楠の舞は、大楠が新葉を付け、生命力に満ちあふれる5月5日にとり行われる。
(熱海ネット新聞)
◇来宮神社の大楠
高さ26m、幹回り24m。全国で2位、本州で1位の巨木。樹齢2000年以上。大楠の回りを1周すると寿命が1年伸び、誰にも告げず1回りすれば、願い事がかなうと言われている。国の天然記念物。
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