
平成29年の市政80周年記念事業として、熱海市の温泉の歴史をまとめた「熱海温泉誌」を作成している同誌作成実行委員会(内田實代表)は12日、市役所に斉藤栄市長を訪ね、初年度となった今年度の進ちょく状況や今後の予定を報告した。
代表で医学博士の内田氏は「昨年4月の開始から順調に進んでおり、このままいけば29年3月に完成する」と報告した。熱海の温泉の歴史や文化、観光経済、泉源の効果、温泉によるまちの繁栄の歴史などをA4版400ページ程度にまとめるという。今年度は温泉の歴史、地学、医学などそれぞれのテーマのにふさわしい執筆者を決めて原稿を依頼。2年目の27年度から編集作業に入り、同委員会が関連の資料編、温泉史年表などを作成する。市は岡本ホテル跡地に建設する新図書館に専用の展示コーナーを設け、観光資源に期待している。
◇斉藤栄市長 熱海の長い温泉の歴史を後世に向けて残すことは大切。全国の学術的な先生が執筆してもらえ、レベルの高いものが期待できる。引き続いての尽力をお願いしたい。
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