8月11日午前3時9分を心待ちしていた熱海市民も多かったのではないか。今年最も大きくて明るい満月、いわゆるスーパームーンがこの時刻に熱海上空でお見みえする予定だったからです。
今年の夏はスーパームーンが3回発生し、この日の満月は7月12日に続く2回目。2014年に月が最も地球に近づく(35万6896キロ)タイミングと、偶然に満月の時期が重なったおかげで、通常より16%大きく、30%明るい満月を見ることができる、というのが専門家の見解。
本紙は翌朝に仕事を抱える市民に代わって午前1時過ぎから渚親水公園ムーンテラスに陣取り、「でっかい月」の撮影に挑戦しました。他にこんなことを企画する奇特な人はおらず、全館貸し切り状態。ところが、この日の熱海上空は台風11号が通り過ぎ、天候こそ回復したものの所々に怪しい雲。これがなにげにひっかかていたのですが…。
さい先良く、午前1時20分にはご覧のように銀色に光る月を激写。が、あとがいけない。1時30分過ぎから嫌な雲がかかり始めた。それでも明るさ30%増量のおかげで雲を突き抜けて後光を放つ”ほぼスーパムーン”を何とかパシャ。実はこれが最後でした。以降は雲の中に姿を消してしまい、肝心の3時9分時には完全に分厚い雲の中。せっかく台風が去ったというのに…なんでやねん、という思いです。
今年最後のチャンスは9月9日。その次は来年9月28日。そこまではとても待てない。次こそが正念場。待ってろよ、スーパームーン。
(本紙スーパムーン取材班)
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。