
「来年の今月今夜、再来年の今月今夜、あの月を僕の涙で曇らせてみせる」ー。熱海市の観光名所「お宮の松」がある熱海市東海岸町の「貫一・お宮の像」の前で1月17日、「尾崎紅葉祭」(熱海市主催)のハイライトとなる熱海芸妓による寸劇が行われた。
小説「金色夜叉」でおなじみの「熱海の海岸…散歩して…」の小唄が流れる中、貫一が失恋の怒りからお宮を下駄で蹴り飛ばし、お宮が「涙で今月今夜の月を曇らせる」とほおを濡らす「熱海海岸の場面」を再現した。
81回目の今年は貫一役を琴千代さん、お宮役を小夏さんが演じた。
熱海芸妓による貫一・お宮の寸劇は昭和30年代から始まり、小説「金色夜叉」で泣き別れの場面として登場する1月17日に開かれる。
式典では齋藤栄市長、藤曲敬宏県議、赤尾光一市議会副議長、中島幹雄熱海市観光協会会長に続いて、遺族を代表してひ孫の尾崎靖さんが挨拶。関係者が献花した。
(熱海ネット新聞)
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